これが世界の実力

エリザベス女王杯は英国馬による初制覇になりました。勝ったスノーフェアリーはさすが英国、愛国オークス馬という素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。直線に入ってインコースを選択すると、あっという間に後続を突き放して、4馬身ちぎっての圧勝でした。ムーア騎手の手綱さばきも見事の一言。このあとはジャパンカップか香港のようですが、東京コースでの走りも見てみたい馬ですね。

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2着は古馬の意地でメイショウベルーガでした。さすがに相手が悪かったですが、よく走っています。このコースは本当に相性がいいんですね。強すぎる馬がいたのは不運でしたね。3着はなんとか三冠馬アパパネ。直線で外を選択したもののいつものような瞬発力は出せずに惜敗でした。やはり前走がピークだったようで距離延長も不向きでした。マイルから中距離あたりがベストのようです。リトルアマポーラは復調気配でいい競馬でした。アニメイトバイオは鼻出血を発症したようです。連戦の疲れがあったかもしれませんね。

一方、東京ではダート重賞武蔵野Sがありました。ことしからみやこSが新設された関係でJCダートへのトライアルという感じではなく、短距離志向の馬が出走してきたことで、例年とは傾向が違ったようです。勝ったグロリアスノア根岸Sを勝っているように東京コースは得意ですね。鉄砲実績もあり、人気落ちの今回は狙い目でした。ダノンカモンはジリ脚でしたが、なんとか2着。ブラボーデイジーはさすがクロフネ産駒という感じでダート路線でもやれそうですね。ユノゾフィーは重賞の壁でしょうか。不可解だったのは断然人気だったケイアイガーベラ。直線で前が詰まってやる気がなくなった感じでしょうか。距離の壁もありそうです。

最後に京王杯2歳S。勝ったグランプリボスは前走から一変の走りでした。デムーロ騎手との相性もよかったようですが、これ位は走れる馬です。サクラバクシンオー産駒なので、距離はマイルまでかもしれません。リアルインパクトは二走目でこれだけ走れれば上等でしょう。このメンバーからは来年のクラシックは厳しそうです。