桜花賞は4角までフクノドリームの大逃げで場内はどよめき。しかし、最後方にいた大外のハープスター川田は落ち着いた騎乗でロスなく馬の力を信じて、32.9の末脚で抜け出しを図った2歳女王レッドリヴェールをクビ差しきりました。
ハープスターは父ディープインパクト譲りの末脚を生かせる展開になったことも味方しましたが、やはり強い競馬でした。馬群の中でもまれる展開にならない大外枠だったことも幸いでしたね。この後は凱旋門賞にも登録しているようで、夢は広がりますが、ケガだけはしないようにして欲しいですね。
敗れたレッドリヴェールもいい競馬をしました。抜け出して一旦は先頭に立ち、そのまま押し切るかと思いましたが、外からハープスターにこれらて、普通ならば突き放されるところですが、この馬の勝負根性はここからが凄いところ。並んでからもかなり抜かせないところを見せました。休み明けぶっつけで馬体も増えていない状態でしたが、これだけ走れるとは驚き。まさにウオッカ、ダイワスカーレットの二強対決を彷彿とさせるレースでした。今年は牡馬は混戦なので、牝馬の方が強いかもしれません。
3着のヌーヴォレコルトはそつなくレースをした岩田の好騎乗。一方、人気のフォーエバーモアは最初からテンションが高く、輸送が響いたか。得意の東京コースでのオークスでの巻き返しに注目です。