ウオッカ引退

先週木曜日にあったドバイワールドカップの前哨戦、マクトゥームチャレンジラウンド3は日本からウオッカレッドディザイア牝馬二頭が参戦。ウオッカは二番人気に指示されていましたが、先行して失速。最後方にいたレッドディザイアが大外強襲で見事に海外G2を制覇しました。初のオールウェザー馬場、ペリエ騎手は0.5kgオーバーだったようですが、全く問題なしでした。これでレッドディザイアはシーマクラシックではなく、ワールドカップへ矛先を変えるようですね。本番が楽しみになってきました。

画像



一方、敗れたウオッカはレース中にジャパンカップと同様、鼻出血を発症していたようです。あの不自然な失速はそれが原因のようです。予定していたワールドカップを回避し、このまま引退することが発表されました。

ウオッカ牝馬ながら牡馬相手に日本ダービー安田記念2回、天皇賞秋、ジャパンカップを制覇。まさに名牝でした。特に東京コースでの強さは素晴しいの一言。いつも勝つような馬ではありませんでしたが、とくにかく丈夫で、G1では底力を見せて勝利する勝負根性を持ち合わせていました。距離もマイルから2400までこなしました。このあとは欧州に渡り、昨年の欧州最強馬シーザスターズと配合するようです。母としても、産駒にいいスピードと丈夫な体を伝えていって欲しいですね。

画像