ジャガーメイル悲願のG1制覇

昨日の京都の天皇賞ジャガーメイルが悲願のG1制覇を成し遂げました。

レースはミッキーペトラが逃げて1000m通過60秒と淡々としたペース。マイネルキッツは先行集団での競馬、ジャガーメイルフォゲッタブルは後方から。レースが動いたのは3角あたりから。先行していたマイネルキッツが京都の下り坂を利用してスパート。メイショウドンタクがその後に続く。後方にいた馬はこれで届かないのかと思っていましたが、手応え抜群でウイリアムズ騎手のジャガーメイルマイネルキッツに並びかけて、抜き去ったところがゴールでした。

画像



ジャガーメイルはこれが重賞初制覇。昨年秋の香港からブリンカーを装着し、集中して走れるようになったのが良い方向にいったようです。京都記念ではブエナビスタにも迫るいいレースをしていましたが、ここに来て本格化しました。調教から昨年以上の状態だったようですね。オーストラリアのトップジョッキー、ウイリアムズ騎手も見事な手綱さばきでした。秋にはメルボルンカップもありますので、またこのコンビで競馬が見られるといいですね。

マイネルキッツもいいレースをしました。4角で先頭で押し切るかと思いましたが、最後は早く仕掛けた分残れませんでした。この馬は京都の下り坂が得意のようで、さすが昨年の覇者という競馬で松岡騎手もいい騎乗でした。驚いたのがメイショウドンタク。今回からブリンカーをして積極的にレースができたのがよかったですね。まだ4歳ですし、さらに上積みもありそうです。

一方、人気を裏切ったフォゲッタブルパドックでもいつもの覇気がなく、レースでも手応えがいまいち。直線でも伸びずに6着惨敗でした。ダイヤモンドSを使ってから調教ができなかったことが今回の敗因でしょう。立て直して欲しいところです。期待したジャミールは終始最後方での競馬でレースになりませんでした。安藤勝騎手の京都天皇賞での騎乗は疑問です。もう少し積極的に乗って欲しいですね。

一方、土曜日の青葉賞は一番人気ペルーサが圧勝でダービー権利を獲得。若葉S皐月賞2着ヒルノダムールに勝った実力は本物でした。時計も優秀ですし、順調にいけばヴィクトワールピサの相手になりそうです。2着のトゥザグローリーはなんとか権利を確保。ただ4馬身差は決定的な着差なので逆転は難しそうです。

画像