本日、JRAは2010年度の新規調教師・騎手免許試験合格者を発表しました。その中には現役騎手である角田晃一や菊沢隆徳が含まれているほか、田中 剛らの元騎手もいました。角田騎手は2月いっぱいで現役を引退し、調教師へ転身するようです。
角田騎手といえば若い頃は「牝馬の角田」と言われるほど牝馬での活躍が目立ちました。特に印象深いのはシスタートウショウ。1991年桜花賞では初のクラシックを制覇しましたが、オークスではイソノルーブルの逃げに惜敗しました。さらに、1994年安田記念ではノースフライトで外国馬スキーパラダイスらをおさえ、秋にはマイルチャンピオンシップでサクラバクシンオーをおさえてマイル王に導きました。
そのほか、3歳チャンピオンのフジキセキ、スプリンターズS勝ちのヒシアケボノ、3歳牝馬S勝ちのビワハイジでも勝ちました。2000年以降も、2001年にはジャングルポケットで念願のダービー制覇。翌年にはヒシミラクルで菊花賞を制し、その後、天皇賞春、宝塚記念を連覇。G1で強さを発揮する騎手でもありました。
最近は騎乗機会が減っていましたが、先週も勝ち星をあげているように、まだまだやれる騎手なので惜しい感じもします。これからはいい馬を育てる側になってジャングルポケットなどに負けない素晴らしい馬を育てて欲しいですね。