皐月賞TRスプリングSはネオユニヴァース産駒のもう一頭のクラシック候補が出現しました。勝ったアンライバルドはハイレベルの新馬戦を勝って若駒Sも快勝して参戦で初物づくしでしたが、まったくの杞憂に終わりました。４角で外に持ち出してからは、坂下からさらに伸びての圧勝でした。皐月賞では弥生賞勝ちのロジユニヴァースとの二強対決になりそうです。ネオユニヴァースの種牡馬としての能力の高さを見せつけられました。２着のレッドスパーダは上手く先行して粘りました。この馬はNHKマイルを照準にしたようです。３着フィプスペトルは距離に不安がありましたが、なんとか2000なら持ちそうな感じがしました。不可解なのはスプリングソング。道中から位置取りが悪く７着惨敗、何か試しているように感じました。本番での巻き返しには注意した方がいいと思います。
土曜のフラワーカップは圧倒的な一番人気のディアジーナは前回よりも後ろでの競馬。先行したヴィーヴァヴォドカに逃げ切られてしまいました。ディアジーナは桜花賞をパスするとのことで、少し余裕のある馬体だったように思います。勝ったヴィーヴァヴォドカは展開に恵まれた感はありますが、距離にも融通がききそうですので、注目したいと思います。
阪神大賞典は雨の道悪競馬でスタミナ勝負になってしまいました。勝ったアサクサキングスは京都記念から連勝、菊花賞当時の勝負根性がよみがえってきました。ただあまりにもタフな競馬だったので反動が心配です。ヒカルカザブエは日経新春杯で人気を裏切りましたが、今回は巻き返しました。やはり力をつけています。人気の２頭、スクリーンヒーローはデキが今一歩の感じで、横山典騎手がかなり追い出しを我慢していましたが、それでも伸びず。良馬場の瞬発力がいいようです。同様にオウケンブルースリはまだ腰がパンとしていないので、このような馬場の坂は難しいと思います。
最後に３歳短距離重賞ファルコンS。期待したジョーカプチーノがこれまでの競馬とは異なり上手く折り合って直線伸びて快勝しました。牝馬カツヨトワイニングは直線で最内から鋭く伸びました。大庭騎手の手綱さばきも光りました。桜花賞に参戦するようですが、怖い一頭だと思います。
来週はＧ１高松宮記念とドバイ。これからも楽しみなレースが続きます。
