ダイワスカーレット引退

ダイワスカーレットは先週の追い切りで屈腱炎を発症してフェブラリーSを回避しましたが、本日正式に引退が決まりました。明後日18日(水)付で競走馬登録を抹消するようです。


牝馬としては37年ぶりに有馬記念を勝ったのは記憶に新しいところ。2007年には桜花賞秋華賞エリザベス女王杯を勝利しています。ウオッカとの昨年の天皇賞秋をはじめとする数々の死闘は後世にも伝えられる名勝負になりました。


ダイワメジャーとは異なり、2歳当初から距離に不安がない馬で牡馬相手に好勝負をしていました。馬体は牝馬らしからぬ風格があり、また気性も落ち着いていたので、安藤勝騎手の意思どおりに走ることができる素晴らしい馬でした。勝ち鞍のほとんどが先行逃げ切りということも能力の高さを示しています。また大崩れしない馬で結局、連対率は100%でした。


今後は繁殖牝馬となりますが、子孫に良いスピードとスタミナ、気性を伝えてほしいと思います。初年度は社台期待のチチカステナンゴと配合するようです。既に欧州で成功している種牡馬で期待は大きいですね。


ダイワスカーレット_有馬