歴史に残る名勝負

今年の天皇賞秋は歴史に残る名勝負になりました。レコード決着でしたし、どの馬も力を出し切っていたように思います。牝馬同士の決着は50年ぶりでした。


レースは予想通りダイワスカーレットの逃げ。トーセンキャプテンが続くもそれほどペースは上がらず。ウオッカは好スタートから押さえて5,6番手をキープ。内にディープスカイを見る絶好の位置取り。直線に入って、ダイワスカーレットは直線でいつもの粘り込みを図り、ディープスカイもいい手ごたえで上がってきました。ウオッカはその外を併せ馬の形で伸びて、ゴール前へ。そのまま突き抜けるかと思いましたが、ダイワスカーレットの驚異の粘りで決着は写真判定へ。結局、わずか2cmのハナ差でウオッカが勝ちました。


ウオッカはこれで牡馬混合GⅠをダービー、安田記念天皇賞秋を東京で3勝。東京コース適正の高さを証明しました。今日は思ったよりも伸びませんでしたが、JCではさらに上の走りを期待したいところです。


ダイワスカーレットも良く走りました。休み明けの分、途中いつもより少しかかり気味だったのが、最後のハナ差になったように思います。一回使ってさらによくなると思います。この後は有馬記念直行のようですが、昨年同様、いいレースができるでしょう。


3歳馬ディープスカイもいい走りでした。この世代は弱いといわれていましたが、この馬は別格でしょう。この後はJCのようですが、ダービーと同じ舞台でまたウオッカと好勝負できると思います。


天皇賞写真判定