高松宮記念は予想通りの早い流れになりました。スタートで一番人気スズカフェニックスが出遅れる波乱。外枠のローレルゲレイロが強引にハナを主張しましたが、４角では一旦フサイチリシャールが先頭へ。そのまま押し切るかと思われましたが、直線でキンシャサノキセキが抜け出して、さらに外からファイングレインが強襲して勝ちました。３着にはなんとか追い込んでスズカフェニックスが入りました。
勝ったファイングレインは前走シルクロードＳに続く重賞連覇で初のＧ１勝ち、1200mは負けなしです。NHKマイルカップ２着で力はありましたが、重度の故障で一時は復帰が難しい状況だったようです。ここにきて馬体が充実してきました。時計勝負にも対応できました。２着キンシャサノキセキは今回は力を発揮できました。岩田騎手のような強引に前に行くよう方があっているように思います。フジキセキ産駒のワン・ツーでした。今後はスプリント路線はこの２頭が引っ張って行くのでしょうか。敗れたスズカフェニックスは出遅れもありましたが、枠が内過ぎました。
日経賞はグランプリホースの意地を見せてマツリダゴッホが圧勝でした。中山実績が目立ちますが、充実した今なら天皇賞春でも勝負はできそうです。どの路線を選択するか注目です。２着トウショウナイト、３着アドマイヤモナークは力は出していますが、差があります。
毎日杯はディープスカイが直線一気で快勝しました。注目していたアドマイヤコマンドは厳しい展開でなんとか２着を確保しました。これで皐月賞へのトライアルは全て終わりましたが、重賞２勝はマイネルチャールズのみで本命不在の大混戦です。
マーチSは直前で一番人気フィフティーワナーが乗替、これがレース全体に影響がありました。中途半端な競馬となり３着に失速、もったいないレースでした。勝ったナナヨーヒマワリは勢いをそのまま持続させて初重賞制覇。２着はマコトスパルビエロでした。
ドバイの回顧は今週中にかきます。
