混戦の短距離路線

高松宮記念への重要なステップレース阪急杯は4歳馬ローレルゲレイロ東京新聞杯に続く逃げ切りで重賞を連勝しました。昨年までは勝ちきれないレースが続いていましたが、前走から積極的に逃げて持ち味がでました。宮杯でも父キングヘイローに続く親子制覇もあり人気になりそうです。敗れたスズカフェニックスは59kgを背負いながら良く走っています。昨年同様のステップですので最有力候補です。ローブデコルテは福永騎手が東上せずに選択しただけのことはありました。一方、期待したフサイチリシャールは直線で失速。選択したコースも馬場が良くなかったように思います。キンシャノキセキは4角までいい感じでしたが、結局伸びきれず、乗り難しい馬のようです。


中山記念はカンパニーが積極的な競馬を見せて圧勝しました。馬場状態を考慮して早め2番手の競馬をした横山典騎手の手綱さばきに脱帽です。2着にはエイシンドーバーが前での競馬で粘り、3着になんとか人気のエアシェイディでした。期待したチョウサンはインコースで我慢の競馬をしていましたが、3角で外の馬に寄られて力を出せませんでした。


土曜のアーリントンCは断然人気の牝馬ポルトフィーノが失速して大万馬券でした。勝ったダンツキッスイ東スポ杯でも期待した馬ですが、距離はマイルあたりが良さそうです。阪神の馬場は先週は逃げ馬が重賞を勝つという開幕週の芝コースならではの結果でした。