混戦のスプリント戦線

回顧が遅くなりました。

先週のセントウルSは最近のスプリント戦線の混戦模様をそのままレースにしたような結果となりました。レースはサンアディユゴールデンキャストが先行し、アイルラヴァゲインエムオーウイナーが続く展開。キンシャサノキセキは中段から進み、アグネスラズベリもほぼ同じ位置で先頭集団を狙う体勢に。1000m通過が55.4と10秒台のラップが続く厳しい展開に。4角でサンアィユが先頭集団から抜け出し、後続の馬を寄せ付けずに5馬身をちぎる圧勝。2着には3歳牝馬カノヤザクラ、3着に人気のキンシャサノキセキでした。


勝ったサンアディユは5歳牝馬アイビスサマーダッシュに続く重賞を制覇し、サマースプリントのチャンピオンになりました。この馬は元々ダートでいいレースをしていましたが、脚元に不安がなくなり強くなりました。この着差で勝つということは、調子落ちがなければ本番でも十分勝負できます。カノヤザクラは3歳牝馬ながら健闘しました。キンシャサノキセキはこのレースでも前半引っかかるしぐさを見せていました。現状では1200では短く1600では長いという感じですね。G1戦線で活躍するには、気性の成長が不可欠です。


中山の京成杯AHは中山巧者のキングストレイルが快勝。2着はカンファーベストでした。このレースは混戦模様でレベルもそれほど高くないと思います。秋のマイル戦線には直結しないような感じがします。