安勝スカーレット完勝

秋華賞は前評判で三強と言われていましたが、これまでも三強対決の場合は一角が崩れるケースが多かったので、今回もそうなると思っていました。


レースはダイワスカーレットが積極的に前での競馬を展開。ヒスアスペンに先頭を譲りましたが、縦長で実質マイペースでの逃げの絶好の展開に。1000m通過も59.2と予想よりも遅いペース。向こう正面では13秒台に落ちる先行有利の展開に。


4角でダイワスカーレットが抜群の手ごたえで抜け出し、上がり33.9でまとめて後続を完封してゴール。桜花賞に続く二冠を達成しました。2着にも前に早めに進出したレインダンス。ウオッカは4角から強引にまくり気味に前を捉えにいきましたが、4角で12番手ではこれが精一杯です。ベッラレイアも最後方からの競馬で上がり最速も4着でした。


ダイワスカーレット_秋華賞


ダイワスカーレットは後続に競馬をさせないいつもの安藤勝騎手の騎乗が見事に決まりました。先行して安定して走れるのは強みです。エリザベス女王杯でも距離は大丈夫そうですし、本命候補になりそうです。


一方、敗れたウオッカ桜花賞同様の競馬になってしまいました。桜花賞での失敗を挽回することができませんでした。京都コースはあまり得意ではないのかもしれません。この後、ジャパンカップに出走すれば、ダービーのような東京向きの末脚が爆発する可能性はあります。期待しましょう。


東京の府中牝馬Sデアリングハートが連覇しました。ここに出走した古馬牝馬ではこのレースを見た限りでは、エリザベス女王杯で最強世代の3歳牝馬には勝てないように思います。