サムソン復活!

天皇賞春は予想とは異なるレース展開となりました。レースはユメノシルシが公言通りの逃げでスタート。2番手にマイソールサウンドマツリダゴッホ。その後ろにデルタブルーストウショウナイトがつけて、メイショウサムソントウカイトリックはさらに後ろ。人気のアイポッパーはスタートで後手を踏んでさらに後方からの苦しい展開に。


3角あたりから少しづつペースが上がり、デルタブルーストウショウナイトが先頭に。4角ではさらに外からメイショウサムソンが抜群の手ごたえで並びかけてトウショウナイトを競り落として力強く先頭へ。後方にいたエリモエクスパイアがさらに外から並び一旦交わしましたが、メイショウサムソンがさらに差し返したところがゴールでした。トウカイトリックもインからいい脚を見せましたが3着まで。後方からの競馬になったアイポッパーは鋭く伸びてきましたが4着が精一杯でした。


メイショウサムソン_天皇賞春


勝ったメイショウサムソンはダービー以来の勝利となり見事復活しました。この馬の並んでからのしぶとさが生きた競馬だったように思います。菊花賞での惨敗で距離が不安視されていましたが、展開次第で問題ないようです。古馬戦線ではやはり主役の1頭です。2着のエリモエクスパイアはダイヤモンドSでもいいレースをしていましたが、長距離は合っていて、福永騎手もいい騎乗でした。今後期待できる1頭です。トウカイトリックは直線で並んでいれば結果は違ったように思います。


敗れたアイポッパーは力は見せましたが、やはりG1では何か足りないようです。出遅れも響きました。トウショウナイトは馬体も絞れてデキはよかったのですが、スピード競馬になると厳しいです。


青葉賞の回顧も少しだけ。勝ったヒラボクロイヤル武幸四郎騎手が自信を持って騎乗しているのが良く分かりました。直線後方で厳しい位置にいたのですが、慌てずに少しづつ外に出して差しきり勝ち。ダービーでもこのような競馬ができれば、今年のメンバーであれば勝ち負けできそうです。2着トーセンマーチは天候と馬場が合っていました。スズノマーチの下で時計のかかる馬場ならダービーでも要チェックです。ナタラージャは残念な結果となりました。