雨の中の競馬となったＮＨＫマイルＣは大荒れのレースとなりました。
レースは内枠からマイネルレーニアが逃げる展開。オースミダイドウが続き、人気のローレルゲレイロは３番手あたり。アサクサキングスはインコースを進みトーホウレーサーも先行集団。シャドウストライプは後方からの競馬。ペースは1000mを58.5と道悪のわりには若干早い展開に。
４角から馬群が外に広がり何が伸びてくるかわからない状況になりましたが、ローレルゲレイロは満を持して先頭に。このまま決まるかと思われたところ、大外からピンクカメオが内田騎手騎乗で素晴らしい伸びを見せて差しきり勝ち。３着にも人気薄のムラマサノヨートーが入りました。
勝ったピンクカメオは桜花賞からの参戦での勝利。これまではムラな傾向があり勝つときは菜の花賞のように確かに鮮やかな競馬を見せていました。鞍上大井の内田騎手の見事な騎乗もありましたが、ブラックホークの半妹という血統が大一番でも生かされたように思います。
一方、一番強い競馬をして敗れたローレルゲレイロは１勝馬だけに勝負強さがないようです。どんな相手でもいい勝負はできそうですが、勝ちきるまではいかないのが現状のようです。これからの成長に期待しましょう。
