展開と馬場状態

豪華メンバーでの宝塚記念は馬場と展開を見方につけた馬の勝利となりました。レースはローエングリンが逃げてアドマイヤメインが2番手。人気のウオッカインコースでかかり気味の苦しい展開。メイショウサムソンはその後方で楽に追走、アドマイヤムーンポップロックも続く展開。1000m通過57.5と後藤騎手の暴走気味のペースで前は総崩れの展開に。


直線ではカワカミプリンセスが一旦先頭に立ち、ウオッカはインを突いて一瞬伸びを見せましたがそこまで。外に出したメイショウサムソンアドマイヤムーンのたたきあいとなり、最後にアドマイヤムーンが前に出たところがゴールでした。3着は後方から良く伸びたポップロックでした。


アドマイヤムーン_宝塚


勝ったアドマイヤムーンは国内G1初制覇。岩田騎手も中央在籍で初のG1勝ちでした。ペースを読んで後方からサムソンマークに徹した好騎乗でした。敗れたメイショウサムソンもいい競馬をしています。ポップロックは少し仕掛けが遅れた感がありますが、良く伸びていました。


一方、9着惨敗のウオッカは前半外に出せなかった分、脚を使ってしまったようです。終始内コースを走らされて消耗してしまいました。この後、凱旋門賞へということですが、不安を残すレースをなってしまいました。陣営がどこまで立て直すかに注目しましょう。