現在の中短距離のレベル

阪急杯の回顧から。レースは予想通りニシノデューの逃げで、ペースは平均より少し早いペース。向こう正面で前回同様にキンシャサノキセキが少しかかりぎみ。プリサイスマシーンエイシンドーバーは前を見て絶好のポジショニング。4角でこの2頭が抜け出して、外からキンシャサノキセキもきますが伸びきれず、さらに外から最後方にいたスズカフェニックスが前の2頭に並びかけたところがゴールでした。結局、プリサイスマシーンエイシンドーバが同着1着、ハナ差でスズカフェニックスでした。


プリサイスマシーンは8歳馬ですが、あまり使っていないこともあり、まだ元気です。エイシンドーバーは惜しいレースが続いていましたが、やっと重賞を勝てました。これからさらに期待できそうです。スズカフェニックスも展開が向かないレースでしたが、力をつけています。キンシャサノキセキは前走同様に伸びきれずに賞金を加算できず。これは今後のローテーションが苦しくなりました。


中山記念も少しだけ回顧します。レースは内枠を引いたローエングリンがマイペースでの逃げ。シャドウゲイトも控えて3番手を追走する展開。直線に入ってもローエングリンの脚色は衰えずにそのままゴール。2着には最後方から伸びたエアシェイディ、3着はダンスインザモアでした。


ローエングリンも8歳馬。この馬はもともと能力の高い馬でしたが、気難しい面がありなかなか結果がでませんでしたが、今回は力をフルに発揮できました。エアシェイディは勝ちきれないレースが続いていますが、東京コースならば勝負できると思います。


東西2重賞ともに8歳馬が勝利したということで、中距離・短距離の現在のレベルが少し低いような気がします。明け4歳馬にはもっと頑張ってもらいたいところです。