日本短距離路線の危機

スプリンターズSは予想通り、テイクオーバーターゲットは前での競馬。併走するように昨年の覇者サイレントウイットネス。その後ろのインにメイショウボーラー、後続に人気のシーイズトウショウ高松宮記念勝ち馬オレハマッテルゼが続いた。直線に入ってからテイクオーバーターゲットが突き抜けてセーフティリード、そのまま押し切りました。2番手争いはメイショウボーラーが競り合いを制しました。3着にはインを強襲したビリ人気の3歳馬タガノバスティーユサイレントウィットネスは4着が精一杯でした。


テイクオーバーターゲット_スプリンターズS


期待したシンボリエスケープは後方から楽に追走していましたが、4角で外から被されて行き場を失う致命的な不利。馬券は、またも蛯名騎手の手綱に泣かされた結果となってしまった。短距離レースは特にスムーズに走らせることが重要なのに残念でした。その他の外国馬は日本馬場適性と時計不足が響いたようです。


今回の結果からもわかるように、最近の日本競馬界の短距離路線はレベルがかなり低いようです。以前はタイキシャトルシーキングザパールをはじめとして海外でも好勝負できる馬がいましたが、このままではスプリンターズSは外国馬に全て勝たれてしまうでしょう。JRAもレース整備など対策を打たないといけない時期にきているように思います。