ソリッドプラチナムのキレ

京都は日曜は馬場も回復し、良いコンディションでの競馬。スタートから予想通り、マイネサマンサが逃げる展開。2番手に軽量のマリアヴァレリア、シールビーバック。ヤマニンシュクルはやや後方から。マイネサマンサは向正面からは1F12秒台のラップを刻む理想的な展開、4角でも手ごたえ十分で直線へ。そのまま押し切るかとおもいきや、その後ろからサンレイジャスパーがいい脚で伸びてきたが、さらに大外から軽量49kgの3歳牝馬ソリッドプラチナムが34.0秒で豪快に伸びてきて差し切り。牝馬特有の見事なキレでの勝利でした。


勝ったソリッドプラチナムは軽量とはいえ、古馬牝馬相手の勝利は力をつけている証拠。同じ条件の秋華賞の有力候補に浮上した。騎乗した安部幸夫騎手は名古屋の名手で、愛知杯でマイネソサリスでも勝っているように牝馬のキレを生かすのが巧いのかもしれません。負けたマイネサマンサヴィクトリアマイルで減っていた馬体重が戻りきっていなかったことが敗因。人気のヤマニンシュクルはやはり57kgのハンデがこたえたのでしょう。エリザベス女王杯までにこの2頭がどこまで立て直すかに注目しましょう。