欧州馬の底力

春の欧州最強馬決定戦、キングジョージ&クイーンエリザベスⅡ世DSは三強対決にふさわしい素晴らしいレースとなった。


頭数は6頭立てだったが、実質は3頭の争い。スタートしてインにハリケーンラン、マークする形でハーツクライ、その外にエレクトロキューショニストの展開。最初に仕掛けたのはエレクトロ・デットーリ。3角あたりから前に進出して2番手をキープして、そのまま直線へ。先頭に立ったが外からハーツクライルメールが並んでかわす。残り1Fで一旦先頭にたったが、インで仕掛けを我慢していたハリケーンラン・スミヨンが素晴らしい瞬発力で一気にかわしてゴール。2着争いも最後にもう一伸びを見せてエレクトロキューショニストが先着。ハーツクライは惜しくも3着でした。


ハーツクライ_キングジョージ


あらためて欧州馬の直線での底力を痛感しました。上位2頭は本当に強い馬なので、凱旋門賞でのディープインパクトとの戦いには注目です。結果は残念でしたが、ハーツクライ陣営の挑戦には敬意を表したいと思います。今度はジャパンカップでこの3頭の対決をまた見てみたいですね。