東京の馬場?

ヴィクトリアマイルは雨も上がって天候はなんとか恵まれたレースとなったが、先週のNHKマイルC同様に馬場に左右されるレースとなってしまった。


内枠を引いたマイネサマンサの逃げでレースはスタート。前半1000m通過が59.7と淀みの無いペースでレースは流れたが、直線に向いてからやはり内枠の馬の伸びが良い状況。ラチ沿いで我慢していたダンスインザムードが間をうまく割って突き抜けて快勝。2着には大外枠で外外を回されたエアメサイアが直線外からただ一頭素晴らしい伸び。3着も外を回って伸びてきたディアデラノビアが入った。アグネスラズベリは初の強い相手との一戦だったが、直線良い伸びで5着、今後につながる競馬ができたと思う。


人気のラインクラフトは少し出負けして位置取りが悪くなったのも影響したのか、3コーナーでも口を割るように折り合いも付かずに直線伸びを欠いた。短距離から距離を伸ばしてきたローテーションも影響したと思われるが、それ以上にパドックの気配が良くなくフケの可能性もあったと思う。短距離での能力が高いことは確かなので今後の巻き返しに注目したい。


京王杯SCはこちらも馬場の影響を受けて逃げてインを通ったオレハマッテルゼがG1に続いて快勝。2着には前走人気を裏切ったインセンティブガイが前で競馬をして確保、3着は外外を回らされた実力馬テレグノシス。推奨したグレートジャーニーは直線よく伸びてきたが、肝心のところで前が少し壁になって惜しい競馬だった。安田記念では負けた馬を注目して買ってみたいと思う。