１９９６年に当時の最高額３０００万ドル（約３３億円）で輸入された「奇跡の馬」ラムタラが９月に英国の生産者に売却されることが今日のニュースで明らかになった。
ラムタラは１９９５年英国ダービー、キングジョージ、凱旋門賞の欧州三冠を制し、デビュー以来４戦４勝で無敗で現役を引退した名馬。北海道日高の生産者グループが社台に対抗して輸入したが、産駒は富士Ｓ勝ちのメイショウラムセスを筆頭であまり振るわなかった。原因は色々ありますが、やはり肌馬に恵まれなかったことが大きいと思います。血統的にもノーザンダンサーの2×4というインブリードだったため、優秀なノーザンダンサー系肌馬との配合ができなかったのも影響しているのでしょうか。
ただ、フサイチコンコルドが成功しているように必ずしも血統だけではないようです。１９９５年の欧州馬のレベルにも問題があった可能性はありますが、並んだら抜かせない勝負根性は名馬として必ず後世に血統を残してほしいと思います。英国で再び復活するかもしれません、期待しましょう。
