アンフェアなスプリント戦

昨日のスプリンターズSビービーガルダンの放馬というアクシデントで15分近く遅れたことがレース結果に大きく影響しました。待たされている間に消耗した馬は最後の直線で伸びきれずに惨敗、我慢できた馬が勝ったレースでした。

レースはいつもより後方にいたカレンチャンが直線で突き抜けて圧勝、2着は前で粘ったパドトロワ、3着も前で競馬をしたエーシンヴァーゴウでした。人気のロケットマンは直線で伸びあぐねて4着が精一杯、ダッシャーゴーゴーは直線で馬群に包まれて力を出し切れずに惨敗でした。

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勝ったカレンチャンはこれで5連勝で初G1勝ち。予想でもコメントしたようにクロフネ産駒はこのコースは向いていましたね。池添騎手も若干出負けした馬をうまく御して直線の伸びにつなげました。三週連続重賞勝ちでのっていますね。この後は香港スプリントでしょうか。ロケットマンに先着したことで香港でも十分やれると思います。使い詰めなので一旦休養してリフレッシュして香港挑戦してほしいですね。

問題は2着のパドトロワ。確かにいい競馬をしましたが、直線で明らかに内側に斜行したのに降着なしというのは、JRAの裁決を疑いますね。まさにアンフェアな感じがします。ラッキーナインはこの不利がなければもっと走れたと思います。また、ダッシャーゴーゴーは終始グリーンバーディのインに位置していて、直線でそのグリーンバーディがフラフラしたために前がふさがる不利。川田騎手の位置取りがいまいちでした。多頭数で不安があることは予想でも書きましたが、やはり難しい馬ですね。

札幌2歳Sグランデッツァが快勝。この馬は相当走りますね。2着のゴールドシップとともに、来年のクラシックが楽しみです。凱旋門賞の回顧は別途書きます。