今年の有馬記念は予想以上に前が厳しいレースになりました。武豊リーチザクラウンが逃げてミヤビランベリ、テイエムプリキュアが追う展開。ブエナビスタはいつもより前で５，６番手。ドリームジャーニはスタートで後手を踏んで最後方からの競馬に。先行勢は11秒台のラップが続き４角手前では一杯に。先行していたブエナビスタは持ったままで直線このまま押し切るかと思いましたが、外を回って満を持してドリームジャーニーが並びかけてかわしたところがゴールでした。
勝ったドリームジャーニーは宝塚記念に続き、春秋グランプリを制覇。父ステイゴールド、母父メジロマックイーンも成し遂げることができなかった偉業を達成しました。やはりこの馬は東京のような広いコースではなく、コーナーがきつい中山や阪神のようなコースがいいですね。軽量を生かして他の馬よりもコーナーリングがうまく、そこで加速できるのが強みだと思います。
一方、３歳牝馬ながら健闘したブエナビスタ。横山典騎手の好騎乗もあって、前で競馬ができたのは大収穫でしたね。距離も全く問題なく、古馬になっても牡馬相手に十分勝負できると思います。このレースで一番強い競馬をしたのはこの馬ですね。３着エアシェイディは中間順調さをアピールしていましたが、デキが良かったようです。８歳馬ですが、まだまだ活躍できそうです。期待したアンライバルドはブエナビスタと同じ位置にいたのに、４角手前ではムチが入る状況。距離も不向きなのかもしれませんが、ダービー以来、体調がイマイチなのかもしれません。リフレッシュして復活して欲しいですね。
もう１レース。注目のラジオNIKKEI賞２歳Sではヴィクトワールピサが快勝。これで来年の牡馬クラシック戦線はローズキングダムとこの馬の２頭が引っ張ることになりそうです。２着コスモファントムも前でいい競馬をしていました。この馬は要注意だと思います。
これで今年のJRAは終了です。今日は東京大賞典があります。予想は後ほど。
