桜花賞は主役不在と思われましたが、終わってみれば力のある馬が強い勝ち方をしたレースになりました。
レースは最内枠のフォーエバーマークが予想通りの逃げ。人気馬は後方からの競馬に。よどみないペースで直線勝負になりましたが、人気のホエールキャプチャ、トレンドハンターが大外を回す競馬をしたのに対し、安藤勝マルセリーナはインコースを選択。直線で馬群をこじ開けた後は、ただ一頭次元の違う末脚で突き抜けて快勝でした。２着は外を回ったホエールキャプチャ、３着はトレンドハンターの人気馬が上位を占めました。
勝ったマルセリーナはディープインパクトの初年度産駒。父譲りの素晴らしい末脚で一冠を制しました。距離も伸びて問題ないタイプのようですので、オークスでも最有力候補ですね。２着ホエールキャプチャは外枠も影響したのか、終始外を回る競馬でした。オークスできになるのは３着トレンドハンターの方ですね。ダンスファンタジアは直線で伸びずに７着惨敗。輸送などもあったとは思いますが、母同様、難しい馬ですね。
マーチSはテスタマッタが復活の勝利。58kgでの強い勝ち方は今後につながりますね。ダート戦線を面白くしてくれそうな一頭です。ニュージランドトロフィーはエイシンオスマンが逃げきり勝利。グランプリボスはいい位置にいたんですが、伸び切れずに４着。G1馬としては不甲斐ないレースでした。このレースはレベルは疑問で本番には直結しないと思います。阪神牝馬Sはカレンチャンが重賞初勝利。このレースも条件戦のようなメンバーで結果も低調。阪神のみでの開催で馬が分散してしまうので仕方ないですね。
