地力の勝利

昨日の弥生賞は勝利を地力でものにした人馬一体での勝利でした。

勝ったコスモオオゾラ葉牡丹賞勝ちとこのコースは得意なのは分かっていましたが、前走東京での負けが気になって9番人気と伏兵扱いでした。レースは逃げる馬がいないため、メイショウカドマツが作る超スローペースの展開。4角あたりからペースアップしましたが、この時点で前にいる組の勝負に。コスモオオゾラ柴田大知騎手を背に折り合って、直線で一瞬前が開いたスペースを割ってからは突き抜けて完勝でした。2着も先行したトリップ、3着はアーデント、ここまでが皐月賞の優先出走権を得ました。勝ったコスモオオゾラロージズインメイ産駒で地味ですが、この勝ち方はフロックではないですね。次走も同じ距離、コースなので楽しみです。

人気のアダムスピークは前に全く出られずに8着惨敗、期待したフェノーメノは後方待機した時点でNG。6着と完全に脚を余しました。フェノーメノは不器用なタイプのようで、やはり東京コースの方がよさそうです。これで皐月賞はさらに混戦になりました。

一方、土曜のチューリップ賞はC.デムーロ騎手のハナズゴールが直線で一気に伸びて重賞初制覇。馬格はありませんがキレる馬ですね。今回馬体重を減らした分を桜花賞本番でどこまで戻せるかですね。2着はエピセアローム阪神JFから巻き返しました。この馬はこのぐらい走れると思います。本番が楽しみです。ジョワドヴィーヴルは直線でインコースを選択したことが敗因。休み明けで仕上げも微妙でしたが、騎乗にも問題ありですね。ジェンティルドンナは中間の熱発の影響があったように思います。巻き返しに注目です。

オーシャンSワンカラットが復活。今回はハンデも手ごろで人気が無さ過ぎました。グランプリエンゼル、ベイリングボーイと人気薄が来て三連単266万ですか、難しいです。カレンチャンは休み明けの影響なのか、反応いまいち。高松宮記念も難しいレースになりそうです。

最後に新装オープンの中京での中日新聞杯スマートギアが7歳で初重賞制覇。松山騎手は前走から、この馬の代名詞だった最後方待機の脚質をあっさり変えてしまいましたね。今後注目の若手騎手です。ダンツホウテイ、ダノンバラードが続きました。このクラスは何回レースをやっても結果が違う感じがしますね。