人気馬の落とし穴

遅くなりましたが、先週の回顧です。

まずは東京毎日王冠。人気のペルーサがダービー同様、出遅れの波乱のスタート。シルポート、アドマイヤメジャーが引っ張る展開。直線で3番手にいたエイシンアポロンが抜け出し、そのまま押し切るかと思いましたが、インからアリゼオが並び叩きあいを制して勝ちました。3着はさらにインの後方にいたネヴァブションでした。

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勝ったアリゼオスプリングS以来の重賞制覇。3歳馬ながら盾路線に変更したのがいい結果につながりました。夏を越して折り合いがつくようになったのも成長の証ですね。エイシンアポロンもリフレッシュしていい競馬をしました。マイルあたりがベストかもしれません。ペルーサはいまのところ人気先行の感じですね。ショウワモダンは直線で全く伸びず。休み明けのせいでしょうか。

次に京都大賞典。レースはドリームフライト、ゴールデンメインがハイペースで逃げ、直線では後方からの馬が伸びる展開に。メイショウベルーガが早めに抜け出し、直線で鋭く伸びてオウケンブルースリをおさえて勝利しました。3着はプロヴィナージュ。

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勝ったメイショウベルーガは6歳牝馬ながら、今年京都2400mで重賞2勝と相性抜群。エリザベス女王杯では最有力候補ですね。2着オウケンブルースリは休み明けでプラス22kgと若干太め残り。最後伸び切れなかったのはこの影響もありそうです。ただ長期休み明けとしては上々の結果でした。

あとは南部杯についても簡単に。断然人気のエスポワールシチーは太め残りでの出走でいつもより控える競馬をしたのが裏目にでました。直線で前が詰まる不利があり、伸び切れませんでした。BCクラシックへ予定通り出走するようですが、厳しい米国競馬に不安が残りました。勝ったオーロマイスターは展開が向いたとはいえ、重賞初制覇は立派です。時計も優秀ですし、秋ダート路線でいい競馬ができそうな馬ですね。