外国人騎手の腕

有馬記念は外国人騎手の腕のみ目立つレースになってしまいました。

レースは三浦トーセンジョーダンが逃げてオウケンブルースリトゥザグローリーが続く展開。ヴィクトワールピサは前での競馬、ペルーサも今回はいいスタートで好位をキープ。ブエナビスタはスタートいまいちで10番手あたりからの競馬に。1000m通過が1分8秒というまさにスローの展開。

レースが動いたのは3角あたり。ヴィクトワールピサが前をいくトーセンジョーダンに並びかけて、並走のまま4角へ。直線ではヴィクトワールピサが抜け出し、トーセンジョーダントゥザグローリーらが追いかけ、後方からただ一頭ブエナビスタが外から伸びてきて、並んだところがゴールでした。結局、2cm差でヴィクトワールピサがしのいで有馬記念を制しました。3着はトゥザグローリーペルーサは4着、いい競馬をしたトーセンジョーダンは5着惜敗でした。

画像



勝ったヴィクトワールピサは好枠を活かして積極的な競馬をしたデムーロ騎手の好騎乗ですね。レースの展開もスローになって、距離不安が解消されたことも勝因でしょう。欧州遠征してさらに成長して帰ってきたヴィクトワールピサは来年も楽しみですね。デムーロ騎手は先週のグランプリボスに続くG1制覇です。

敗れたブエナビスタは強いの一言。展開が向かず、スミヨン騎手は前走の斜行を気にして仕掛けが遅れたことも敗因でしょう。横山典騎手のときのように前に行ける競馬がまた出来なくなってしまったみたいですね。来年に向けての課題でしょう。トゥザグローリーペルーサの3歳勢もいいレースをしました。トゥザグローリーはウイリアムズ騎手が上手く騎乗していました、さすがです。ペルーサは前に行くと弾けないのでしょうか、難しい馬ですね。トーセンジョーダンは積極的な競馬でしたが、早めにヴィクトワールピサに来られたのがキツかったですね。ドリームジャーニーは出遅れと調教不足が全てでした。

一方、2歳重賞のラジオNIKKEI2歳Sはダノンバラードが解消。ディープインパクト産駒初の重賞勝ちでした。しかも武豊&池江コンビです。楽しみな馬ですが、レースレベルは若干疑問でした。