ワンアンドオンリー、陣営の意地の勝利

日本ダービーは30度を超える異常な暑さの中、横山典騎乗のワンダンドオンリーが皐月賞イスラボニータをおさえて、今年の日本ダービー馬となりました。父ハーツクライは2着でしたので、父の雪辱を果たしました。また橋口厩舎はダービー2着が多い厩舎でしたが、陣営の意地の勝利という感じでした。

レースはエキマエが逃げる展開でしたが、途中で失速。一旦はトーセンスターダムが先頭に立ちましたが、こちらも内ラチへ接触して脱落。押し出される形でイスラボニータが先頭に立ち、そのまま押し切るかと思いましたが、前回とは変わってインコースの好位で競馬をしていたワンアンドオンリーが見事に差しきりました。

ワンアンドオンリー_日本ダービー

予想にも書きましたが、横山典騎手の手綱さばきに注目していましたが、いい枠を引いたこともあり、いつもより前で競馬をして、目標をイスラボニータとみて長い東京の直線で差しきり。これは作戦通りの展開だったと思います。ワンアンドオンリーの差脚を信じて乗った騎手のファインプレイもあったと思います。距離は菊花賞でも問題なさそうですし、楽しみな馬です。

イスラボニータは距離は大丈夫でしたが、早く先頭にたってしまったのは誤算でした。ただ力があることは証明しましたし、中距離ならばさらに強くなりそうです。跳びが綺麗な馬で身体もやわらかくていい馬です。

3着は伏兵マイネルフロスト。やはり内枠の馬がきましたね。ねらった牝馬レッドリヴェールは馬体が410kgとぎりぎりの状況で腹が巻き上がっていましたので、この時点でダメかなと思いました。牝馬同士であればまだまだやれるはずなので、もう一度身体を戻して、秋にはいいレースをして欲しいです。