大器晩成、ショウワモダン

安田記念は連勝で挑んだ勢いのあるショウワモダンが初G1挑戦で制覇しました。

レースはエーシンフォワードが外枠から逃げる予想外の展開。単騎逃げかと思われたマイネルファルケが二番手。トライアンフマーチキャプテントゥーレが続き、内枠の一番人気リーチザクラウンインコース5番手あたりを追走。1000m追加が56.3と前の馬には厳しい展開。

4コーナーから外に広がり、横一線の中からショウワモダンが抜け出し、迫ってきたスーパーホーネットをしのいで勝ちました。後藤騎手の積極的な騎乗もありましたが、馬が驚くほど成長していました。古馬になってからは時計勝負は厳しい状態が続いていましたが、今年になってから本格化、まさに大器晩成です。エアジハードに続く親子二代制覇も見事です。

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2着スーパーホーネットは近走不振でしたが、ここに絞って素晴らしい仕上げでした。マイルCS2着と実力は今回の
メンバーでは抜けていましたし、秋にむけて注目ですね。3着スマイルジャックインコースを突きましたが、あと少しでした。コースがもう少し外ならもっと伸びたかもしれません。トライアンフマーチは前で粘りましたが、あと一歩でした。惜しかったのはマルカフェニックス。前を見て楽に追走して直線伸びるかと思いましたが、ショウワモダンに前をカットされる不利。ただ距離は若干長かったようです。

人気のリーチザクラウンは全く良いところなく14着惨敗でした(結局、骨折が判明)。この馬は典型的な人気先行の馬なので今回も軽視しましたが、正解でした。香港馬の中では人気薄サイトウィナーが最先着5着、フェローシップ、ビューティーフラッシュはいいところがありませんでした。レーティングではなく、やはり地の利はあるようですね。

ユニコーンSコスモセンサーがスタート直後に落馬。バーディバーディが楽に追走して抜け出して快勝でした。2着も人気のバトードールでした。バーディバーディは大井のジャパンダートダービーで南関最強馬マカニビスティーとの対決が楽しみですね。