同着のオークス

今年のオークスは雨模様でしたが、最後にドラマが待っていました。レースはニーマルオトメが逃げてアグネスワルツが続き、この2頭が引っ張る形で展開。アパパネサンテミリオンは後方の外から、ショウリュウムーンオウケンサクラインコースからのレース。直線に入って、アグネスワルツが抜け出す形になりました。外に出したサンテミリオンが抜け出したところにアパパネが強襲。一旦、アパパネが前に出ましたが、サンテミリオンが差し替えす形でゴール。

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長い写真判定の結果、G1初の同着となりました。判定写真はこちら。

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まずは二冠のアパパネ。距離不安がささやかれましたが、-10kgと仕上げたのは陣営の努力ですね。パドックでも抜群のデキでしたし、直線に入ってからもいい脚を使っていました。三冠の可能性も十分ありますね。蛯名騎手の騎乗も光りました。一方のサンテミリオンフローラSからの勝利。横山典騎手の腕はもちろんですが、究極の仕上げをした陣営の勝利です。距離の融通はアパパネよりありそうですし、秋も期待できますね。3着アグネスワルツはあのペースで良く粘りました。この馬も順調なら秋は成長が期待できます。ゼンノロブロイ産駒は6頭出走して、1、3着。ダービーでの活躍もありそうです。

京都でおこなわれた東海Sについても少しだけ回顧します。叩き二走目シルクメビウスが先に抜け出したトランセンドを差し切っての快勝でした。距離もこの位がベストですし、まだまだ成長しそうです。トランセンドは今回はきっちり走りました。期待したラヴェリータ、ナニハトモアレは直線伸びずに惨敗。雨の足抜きの良い馬場が不向きだったのかもしれません。次走の巻き返しに注目します。