伏兵マイネルキッツ戴冠

天皇賞はやはり大荒れになりました。


レースはテイエムプリキュアが大逃げかと思われましたが控えたので比較的落ち着いた流れに。三角あたりで有力馬アサクサキングススクリーンヒーローが仕掛けましたが、直線に入ってからは案外。外に出したアルナスラインが抜群の手ごたえで伸びてきたところに、インで我慢していたマイネルキッツがさらに伸びて直線の叩き合いを制しました。3着争いはドリームジャーニーが外から伸び、サンライズマックスジャガーメイルが4、5着でした。


マイネルキッツ_天皇賞.jpg


勝ったマイネルキッツは重賞未勝利で一気にG1天皇賞を制しました。2000m前後の重賞で勝ちきれないレースが続いていましたが、長距離の適正があったようですね。母父サッカーボーイの京都巧者ぶりはさすがでした。敗れたアルナスラインは直線で右前を落鉄していたようでツキがなかったようです。この2頭は宝塚記念でも有力ですね。一方、人気で9着に大敗したアサクサキングス、14着スクリーンヒーローは本来の走りではありませんでした。前走阪神大賞典での道悪競馬の劇走の影響があったように思います。


またクラシックのトライアルレースも2つありました。まずは青葉賞。期待していたアプレザンレーヴが直線で鋭く突き抜けて快勝しました。父シンボリクリスエスとの親子制覇となりました。


アプレザンレーヴ_青葉賞.jpg


ダービーではさらに相手が強くなりますが、この馬もまだ良くなりそうですので、期待が高まります。2着マッハヴェロシティも上手く立ち回ってのいい競馬でした。3着トップカミングは一旦先頭に立ちましたが、大きくよれて残念でした。馬具で矯正できればもっと走れると思います。


最後にスイートピーSブロードストリート桜花賞でも好勝負できたはずの馬。ここでは力が違いました。距離伸びてさらにいいと思いますので、オークスでは有力馬の一頭になりそうです。