阪神ジュベナイルフィリーズは新コースに変わった阪神マイルの特徴が良く出たレースとなりました。
逃げると思っていたエイムアットビップが前走よりも掛からずに後方からの競馬。人気馬ではオディールが先行して４角では先頭に並びかける展開に。カレイジャスミン、レジネッタあたりと直線で並んで追い比べに。そのまま押し切るかと思われたところに、後方待機のトールポピー、レーヴダムールが併せ馬の形で伸びてきて、先行集団を差すレースに。トールポピーがレーヴダムールを抑えて先頭ゴール。３着には後方から良く伸びたエイムアットビップが入りました。
勝ったトールポピーは昨年のウオッカと同じローテーション、厩舎での勝利となりました。兄フサイチホウオーは早熟の傾向でしたが、この馬はまだまだ成長の余地があるようです。素直な気性のようで距離も問題なさそうです。２着レーヴダムールは１戦１勝での挑戦でいいレースをしました。この馬はさらに良くなりそうです。３着エイムアットビップは前走よりも気配が良く、距離にも対応できました。今回は展開が向きませんでしたが、スピードの絶対値は高い馬ですので、今後注目です。
今回のレースで感じたのは、新阪神マイルコースは外差し有利の展開が多いということです。昨年もそうですが、脚質が先行よりも差し向きになっていると思います。先行馬には厳しい流れになることが要因と思います。来年以降もこの傾向が続くと思います。
