チョウサン初重賞制覇

毎日王冠は予想よりも早い57秒台のラップを刻む厳しい展開のレースでした。ストーミーカフェの逃げが原因ですが、コンゴウリキシオーもこの流れに飲み込まれて早く失速。ダイワメジャーが一旦先頭に立ちましたが、手ごたえが悪く3着が精一杯、いつもより早めの競馬でマークしていたブライトトゥモローも伸びず。その後方で待機していたチョウサンが直線鋭く伸びてそのままゴール。2着も後方から伸びたアグネスアークでした。


チョウサン_毎日王冠


チョウサンはダンスインザダーク産駒で初重賞制覇。前走準OPを勝ったばかりでの挑戦で見事なレコード勝ちでした。松岡騎手の手綱さばきはヴィクトリアマイルでのコイウタの騎乗を思い出しました。毎日王冠レコード勝ちはフロックではできないので、この先も注目したいと思います。アグネスアークも力をつけています。ダイワメジャーは年齢的なものなのか、かなりずぶくなっているように思います。連覇のかかる天皇賞で真価が問われます。


惜しかったのはブライトトゥモロー。いつものような後方からの競馬に徹していれば結果は違っていたはずです。後藤騎手も開幕週を考慮して早めの競馬をしたのですが、裏目にでました。次走の巻き返しに期待します。


一方、京都大賞典インティライミが直線鋭く伸びて重賞連覇。秋二走で完全復活をアピールしました。この後はジャパンカップの予定ですが、同厩タップダンスシチーと同じローテーションです。敗れたポップロックは直線いい伸びを見せていましたが、インコースを選択したのが敗因でしょう。天皇賞は距離短縮が課題だと思います。


最後に凱旋門賞。4歳馬ディラントーマス古馬の意地を見せて勝利しました。鞍上はK.ファロン。2着は4歳馬ユームザイン。人気の3歳馬ソルジャーオブフォーチュンは5着、オーソライズドは10着でした。馬インフルエンザの影響からジャパンカップ出走外国馬は少ないと思いますが、最近活躍していない欧州からも強豪が出走して欲しいですね。