キングスの先行力

まずは京都きさらぎ賞の回顧から。レースは逃げ宣言をしていたアサクサキングスの鞍上が武幸四郎へ変更になっていましたが、予想通りハナへ。サムライタイガースが2番手、人気のオーシャンエイプスは3番手外を追走。ナムラマースは折り合って後方から。中盤は12秒台のラップが続くスローの流れに。


4角直線でもアサクサキングスの勢いは衰えず、後続を抑えて先頭ゴール。2着には外から伸びたナムラマース、3着は前で粘り込んだサムライタイガース。断然人気のオーシャンエイプスは伸びきれず4着でした。


勝ったアサクサキングスはこれで4戦3勝。負けたレースも不利があったもので自分の競馬ができればクラシックでも好勝負できそうです。ナムラマースもよく伸びてきましたが、少しエンジンのかかりが遅いタイプのようです。サムライタイガースは自己条件なら確勝でしょう。オーシャンエイプスは勝ち馬を追いかけた分最後伸びませんでした。距離短縮であればまだ見限れないと思います。


東京のダイヤモンドSは一番人気トウカイトリックが力を見せつけての勝利でした。長距離レースなのでスローペースでの流れ。エリモエクスパイア、アドバンテージの軽ハンデ馬が2、3番手をキープして直線へ。エリモエクスパイアがそのまま押し切るかと思われましたが、トウカイトリックが直線で外に出して差し切りました。


トウカイトリックは初重賞制覇。長距離は安定しており、レベルが低い今の古馬長距離路線であれば、G1でも好勝負できそうです。エリモエクスパイアは力をつけています。アドバンテージは長距離は向いています。人気のバイロイトは良馬場では少し力が足りないのかもしれません。