ブリッシュラックのトモ

混戦安田記念を圧勝した香港のブリッシュラック。この馬は昨年も安田記念に参戦して出負けして4着でしたが、パドックでは昨年以上のデキであると感じました。この馬の特長はトモの量だと思います。このトモが東京直線での瞬発力勝負で坂を苦にせずに突き抜けた要因なのではないでしょうか。

ブリッシュラック


2着アサクサデネンはドバイ参戦からの休み明けだったこともあってハリが今ひとつでしたが、デキは万全だったと思う。この馬は前の出があまり良くないのですが、その分を補う後肢のバランスの良さがあります。一度使っていたら結果は違っていたかもしれません。

アサクサデンエン


3着ジョイフルウィナーは予想していたよりもスマートな馬で筋肉も柔らかそうで好調をキープしていました。後肢の踏み込みの深さが素晴らしくて、写真でもわかるように大きなストライドで落ち着いて周回できていました。

ジョイフルウイナー


4着ダイワメジャーは馬体も立派でデキも良かったと思います。胸前の発達が素晴らしい馬で急坂のようなコースが向いているようで、東京コースのような持続型の直線が長い坂のコースはあまり向いていないのかしれません。

ダイワメジャー


今回のレースでスプリンター、マイラー、中距離では求められる能力が異なることから、馬体にもはっきりと違いが見ることができたのは収穫だったように思います。