回顧

会心の騎乗

回顧が遅くなりました。ヴィクトリアマイルは4歳馬ホエールキャプチャが初G1制覇を飾りました。内枠有利の東京馬場を読みきっての横山典騎手の会心の騎乗でしたね。馬も前走とは比較にならないほど良くなっていました。自在性のある脚質で好スタートでい…

大荒れの天皇賞

天皇賞は戦前はオルフェーヴル一色でしたが、終わってみれば思い切った騎乗をした若武者とそれにこたえた馬の勝利でした。 勝ったビートブラックは逃げるゴールデンハインドを追いかけて積極的な競馬をしました。3角では既に後続を十馬身以上離して、直線で…

騎手の腕、馬の力

昨日の皐月賞は前日の雨の影響から馬場の影響を受けたレースになりました。レースはメイショウカドマツとゼロスが果敢に逃げて1000m通過59.7秒のハイペースに。三番手にディープブリランテが単騎で逃げるのと同じ体勢、人気のグランデッツァ、ワールドエース…

ジェンティルドンナ戴冠

桜花賞はスピードよりも力が必要な競馬になりました。ヴィルシーナは四番手あたりをスムーズに追走して、直線ではアイムユアーズに並ばれましたが、差し返す脚を見せました。しかし、後方から上手く外へ持ち出したジェンティルドンナがアイムユアーズに合わ…

スローペースの差しきり

産経大阪杯は予想以上にスローペースとなる不可解な一戦になりました。我慢できずに休み明けのトーセンジョーダンが先手。1000m65.2秒という超スローペースに。直線に入ってフェデラリストとトーセンジョーダンの2頭の叩き合いになって、楽にいっていたので…

実力通りの結果

高松宮記念は新装中京競馬場の初G1として開催されました。長い直線と坂という2つの違う要素が加わったことで、紛れの無い実力通りの結果となりました。勝ったカレンチャンは好スタートから二番手で追走して直線で抜け出すという正に横綱競馬での勝利。スプ…

馬の制御の難しさ

阪神大賞典は競馬史に残る珍レースになりました。オルフェーヴルが前に壁を作れずに向正面で先頭になる展開。池添騎手が手綱を引いた瞬間にオルフェーヴルは外へコースを外れて逸走。最後方まで一旦下がってから再度レースへ参加。4角で大外をまくって、直…

トラックバイアスの難しさ

回顧が遅くなりました。 フィリーズレビューはアイムユアーズが貫禄の勝利。馬場を気にせずおり合って直線抜け出しての快勝。阪神マイルはどうかと思いますが、今の完成度なら桜花賞でも楽しみです。二着ビウイッチアスは武豊の上手い騎乗でした。こちらは距…

地力の勝利

昨日の弥生賞は勝利を地力でものにした人馬一体での勝利でした。 勝ったコスモオオゾラは葉牡丹賞勝ちとこのコースは得意なのは分かっていましたが、前走東京での負けが気になって9番人気と伏兵扱いでした。レースは逃げる馬がいないため、メイショウカドマ…

不可解なレース選択

中山記念はトゥザグロリーのドバイ壮行レースのはずが、終わってみれば上がり馬フェデラリストの圧勝でした。勝ったフェデラリストは単騎で大逃げしたシルポートをただ一頭直線で追い詰めて差し切りました。馬場も全く気にせずの完勝で、力をつけています。…

ペース判断の難しさ

先週の東京競馬は大荒れの様相となりました。フェブラリーSは現役最強ダート馬トランセンドが断然の一番人気でしたが、スタートから行きっぷりが悪くて直線は全く伸びず7着惨敗。南部杯の時計と比較しても走らな過ぎの感じですね。休み明けとペースが影響し…

混戦のクラシック戦線

共同通信杯は昨年暮れの東京スポーツ杯で圧勝したディープブリランテに注目が集まりました。レースは逃げ馬不在でしたが、大本命のディープブリランテがかかり気味に先頭へ。直線に入ってからこのペースなら逃げ切りかと思われましたが、4番手にいたゴール…

ワールドエース、クラシックへ

きさらぎ賞は評判のワールドエースが前走の鬱憤を晴らす素晴らしい脚で完勝でした。レース振りも落ち着いていましたし、直線に入って外に持ち出したあとの脚は圧巻でした。11秒台連発のラップからも厳しいレースだったと思いますが、1分47.0秒、上がり33秒の…

フォーチュン、末脚勝負でフェブラリーSへ

回顧がおそくなりました。 まずは根岸Sから。レースはタイセイレジェンドの逃げでハイペース。トウショウカズンあたりも前での競馬。人気のダノンカモン、セイクリムズンは中段。シルクフォーチュンは後方からの競馬に。直線入ってからも前の2頭がなかなか止…

明暗を分けた大本命

先週末は雨模様の寒い天気が続きました。馬場も少なからず影響を受けたようです。 まずはAJCの回顧から。中山の馬場は特に4コーナーの内側がかなり荒れていて、前のレースもほとんど外を通った馬が勝っていました。レースはトーセンレーヴが逃げてツクバ…

強い馬のレース振り

有馬記念と東京大賞典の回顧を。 まずは有馬記念。予想ではアーネストリーがそれなりに引っ張るペースになると思いましたが、他の馬も行かずに超スローペースの展開に。オルフェーヴルは後方から、ブエナビスタはインコースでかかる場面も。四角あたりではす…

アルフレードの未来

最近ばたばたで回顧が遅れました。今年中に他のものも書きます。 先週の朝日杯FSはメンバーが小粒と思いましたが、大物がいました。新潟きんもくせい特別から三連勝で制覇したアルフレードです。追いきりや前走内容からかなりいい馬と思いましたが、実際に…

ブエナ、雪辱のJC制覇

回顧が遅くなりました。ジャパンカップは凱旋門賞馬デインドリーム、ドバイWC馬ヴィクトワールピサはいいところなく惨敗し、日本最強馬ブエナビスタが昨年の降着以来の久々の勝利で雪辱しました。 当日は前残りの馬場状態だったせいか、ブエナビスタはいつも…

悲願の初G1制覇

回顧が遅くなりました。マイルチャンピオンシップはエイシンアポロンが池添騎手の好騎乗もあり、直線で抜け出し、後続を寄せ付けず快勝しました。富士Sからの連勝で一気にG1まで登りつめました。二着は内枠で上手く競馬ができたフィフスペトル、三着は外国馬…

スノーフェアリー連覇

生観戦できませんでしたので、ビデオで結果をチェック。レースはダンシングレインが単騎逃げと思っていましたが、シンメイフジが久々の芝にもかかわらず、1000m57.5の超ハイペースでの大逃げ。レースは直線での瞬発力勝負に。一旦、ホエールキャプチャ、アパ…

驚異のレコード

更新が遅れました。 先週の天皇賞はシルポートが56.5秒という超ハイペースで引っ張ったため、先行馬は総崩れ。後方にいたトーセンジョーダンが直線伸びて、ダークシャドウ、ペルーサをおさえて勝利しました。ブエナビスタはインコースの窮屈なところで上手く…

三冠馬オルフェーヴル

昨日の菊花賞はオルフェーヴルが史上7頭目の三冠馬となった歴史的なレースになりました。 勝ったオルフェーヴルは終始折り合って先行馬を見る形で中段をキープ。正面でも歓声に惑わされずに落ち着いていました。3角の下り坂から前との差をつめて、4角では…

内枠有利の京都コース

秋華賞は内枠有利の馬場を味方にした馬と騎手の勝利でした。勝ったアヴェンチュラは岩田騎手の好騎乗が光りました。前で競馬をして直線で抜け出す理想的な競馬ができました。もちろんアヴェンチュラも古馬相手に戦ってきたタフさがここで生きましたね。兄姉…

底力が要求される東京コース

先週は東京が三日間の開催。頭数が揃わないレースが続きましたが、これは仕方ないですね。 まずは毎日王冠の回顧から。レースは予想通りシルポートが逃げてペースもミドル程度。リアルインパクトは前での競馬。人気のダークシャドウは後方から。長い直線で仕…

アンフェアなスプリント戦

昨日のスプリンターズSはビービーガルダンの放馬というアクシデントで15分近く遅れたことがレース結果に大きく影響しました。待たされている間に消耗した馬は最後の直線で伸びきれずに惨敗、我慢できた馬が勝ったレースでした。 レースはいつもより後方に…

強い馬のステップレース

昨日の二つの重賞は強い馬が強い勝ち方をしたレースになりました。 まずは神戸新聞杯。スローペースになりましたが、オルフェーヴルは春よりも前での競馬でしたが、折り合っていました。四角でももったままで前をとらえると直線では独走。圧勝で三冠に王手を…

面白くなってきた短距離戦線

サマースプリントシリーズ最終戦はハイレベルの決着になりました。勝ったエーシンヴァーゴウはアイビスSDの勝利と合わせて、カレンチャンをポイントで抜いてチャンピオンになりました。新潟の平坦1000mと阪神急坂1200mを制したことでまさに実力の証ですね。…

期待の三歳牝馬の復活

クイーンSは小雨の振る中、カウアイレーンが引っ張るレースに。1000m通過58.4とやや早いペースでしたが、4角あたりから後方にいたコスモネモシンが仕掛けて一旦は突き抜け、そのまま押し切るかと思いましたが、中段で脚をためていたアヴェンチェラが並んで…

ペース判断の勝利

最近、回顧ができていなかったのでまとめて書きます。 関屋記念はマイネルファルケの逃げでしたが、それほどペースは早くなく、番手で競馬をした安藤勝レインボーペガサスが休み明けをものともせず、直線で突き抜けて完勝でした。2着は外からよく伸びたエア…

ヴァーゴウ圧勝で電撃戦を制覇

新潟名物の電撃1000mを制したのは今年も牝馬でした。 エーシンヴァーゴウは3枠からのスタートで不利と思われましたが、スタートをスムーズに出して徐々に外目に持ち出して最後はもったままでゴール、まさに圧勝でした。2着は外からよく伸びたエーブダッチマ…